■「築地で鮭コラボ」vol.07 [2016.06]
じわじわ暑くなって、食欲がピタッと止まります。「お昼ご飯、食べたくない・・・」
もう、なにも食べたくないお昼に、たったひとつ、食べられるのは???
“ 冷やしシャケ茶漬け ”です。
■ 冷やしシャケ茶漬けの作り方
【 材料 】
・水出しで2時間、うまみがじっくり抽出された上煎茶
・焼きシャケをほぐしたもの
・ご飯
・ご飯茶碗
上記4つを、すべて冷蔵庫で冷やしておきます。冷えた茶碗に、冷えたご飯を盛り、冷えたシャケをトッピング、最後に冷えた緑茶をトクトクトクと、注ぎます。
さあ、食欲カモーン!!!
【 Point 】シャケは、ちょっぴり辛めの秋鮭、超辛口紅鮭などがオススメです。
上煎茶は、昭和食品の斜め前のお茶屋さん、幸修園さんのお茶です。 毎朝、幸修園さんの店さきで「お茶いかがですか?」という声に誘われて、いただくお茶が、ある朝、ホットからアイスに変わりました。 その時に、「あっそうだ!」と、思いついたのが、今回のレシピです。
お店には、いろいろな種類のお茶が並んでいて、きれいな茶筒もすてき。店内でオリジナル緑茶もいただけるので、いろいろな国の方々が、朝のティータイムを楽しんでいます。
ぜひ、お訪ねください!
■ 昭和食品へのお問い合わせ
電話:03−3542−1416
メール:メールフォームは こちら
■「築地で鮭コラボ」vol.06 [2016.05]
■ サーモンリエットの作り方
【 材料 】
・甘塩サケ(とくに時サケがオススメです)1切れ
・ホワイトソース
1)サケは、白ワイン蒸しにします。(ワインをふって、チンしても良し!)
2)汁も一緒に、木べらなどでていねいにすり潰します。
3)ホワイトソースを加えて、弱火で練り上げます。
4)スパイス(白コショー etc.)を加えます。
【 Point 】お好きなハーブ(タイムetc. )を添えて、香りよく、おしゃれに仕上げてね。
このリエット、トーストだけじゃなく、クレープやクラッカーに添えても…。
なにか、おしゃれな食べ方がないかな?
そんな時に訪ねるのが、市場の調味料屋さん、北島商店さんです。
こんなものを、見つけました!!
<手巻き生春巻きの皮>
フムフム「そのまま使える」のね、
じゃあ「くるっと巻いて」みましょう。
・・・意外や意外!?
フレンチな朝食が誕生です。
北島さんには、和・洋・中・エスニック・・・様々な調味料・香辛料・瓶詰め・缶詰がずらり!聞いたこともない、食べたことがない食材がいっぱい!料理心がくすぐられます。早朝から多くの料理人さんたちが、ひっきりなしに訪れて、市場だなぁって実感するお店です。 テキパキ、必要な調味料を選んで、手早く会計して立ち去る。 そんなプロの買出しのじゃまにならないように、おっかなびっくり店内をみていると...
北島さんが「何を探しているの?」 「うーん、鮭を包んで食べる食材をさがしているんです」 「じゃあ、生春巻きの皮、大小あるよ」 「扱いなれなくって…」 「じゃあ、これ」 と、教えてくれたのが、手巻き生春巻きの皮でした。 その間、わずか1分。 これが市場的買出しと、実感した次第!!
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■「築地で鮭コラボ」vol.05 [2016.04]
使い方は、吹田さん提唱の「昆布水」を作るだけ。 昆布にお水を足して、一晩、置いておきます。 これぞ、魔法のお水。 この昆布水をお料理に加えるとお料理がワンランクアップするというわけ。
さあ、昆布水を使って、ご飯を炊きます。研いだお米に昆布をのせて、上にシャケの切り身をのせて、いつもの通りにご飯を炊きます。
さあ、炊き上がりました。昆布を刻み、鮭をほぐして、さっくり混ぜて、イクラをトッピングしたら出来上がり!
料亭顔負けの、鮭ご飯ができ上がりです。
吹田さんは明治25年に創業し、関東大震災後に築地に出店した、老舗の昆布屋さんです。
ちなみに、山崎豊子著「暖簾」という、吹田さんの祖先が築地に来られた頃の昆布商の小説があるんですが、「昆布屋でこの本を知らない人はいないよ」と、吹田さんは言っていました。 とても面白い本なので、オススメです。
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■「築地で鮭コラボ」vol.04 [2016.03]
3月になるともう春。お花見シーズンが目と鼻の先です。
誰と行く?どこに行く?どんなお弁当を持って行く?
難しく考えなくても、築地に来てね。
おウチに帰って、鮭焼いて、ご飯炊いて、菜の花茹でて、問題はここから。 ご飯はお茶椀に盛って冷ましてからラップに逆さに開けて、丸っとさせてからラップごと器に。鮭、イクラ、玉子焼、菜の花を彩よく盛り付けましょう。
ラップを閉じれば一人前ok!
これを人数分用意して、器ごとに詰めてもいいし、全員分を大きな器に詰めても良いですね!
鮭とばは、一口大に切り込みを入れて皮まで切らないでおけば、その場でみんなで分けて食べられますよ!
ご飯 ok
酒のつまみ ok
さあ、桜の丘に出掛けましょう!
つきじ折峰さんは、築地で80年の歴史を誇る折箱屋さんです。
店頭には業務用の折箱をはじめとして、紙の折箱、竹の折箱、木の折箱等々、折箱があふれています。お正月用、節分用、お雛様用、端午の節句用…季節ごとに食卓を彩るアイテム、飾り串やWASALA(さとうきびの搾りかすと竹で作ったすてきな器です)も、素敵!一月には、太巻き用の新商品、「立体パズルボックス 長角」が登場。ますます目が離せません。 鮭の贈答用の箱や、お料理の際の器なども、シチュエーションに合わせてご用意いたしますので、昭和食品に鮭をご用命の際に合わせてご相談ください。
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■「築地で鮭コラボ」vol.03 [2016.02]
新年を迎えてひと月も経つと、それは寒い日々に築地の市場も凍り付くようです。そんな時季に、「鮭の頭ください」「今年は10ヶね」「うちは3ヶだ」と、当店を訪れるお馴染みさん。<しもつかれ>をお作リになる方々です。
<しもつかれ>は北関東の郷土料理。
年とり魚である塩鮭の頭、節分でまいた煎り豆、粗くおろした大根を炊いたもので、7軒の家で炊いたしもつかれを食べ歩き、無病息災を願う風習があるそうです。捨てられてしまうような素材を使って、栄養満点な一品が出来るなんて、先人の素晴らしい知恵ですね。
実はこの料理、調味料を一切、使いません。 鮭頭から出るダシのクセは大根の辛味が消し、豆の滋味がまろやかさを添えます。 あとは、混載類など好みの素材を自在に加えて…。皆さんそれぞれの我が家の<しもつかれ>レシピをお持ちのようです。
【材料】
山本商店さんは、昭和食品の斜め前。いつも鮭を切りながら「あの豆を煮ようか、この豆にしようか…」などと考えてしまいます。 とにかく、山本さんの豆なら美味しいという絶対的な信頼感がるんです。それもそのはず、豆のグレードの高さは築地一、つまり日本一ってことです。
しもつかれに使った節分豆も、炊き上りを一口食べて「これが煎り豆なんで信じられない!」だって、ふっくらツヤッツヤ、甘みがあって、こんな美味しい豆を食べたことがありません。 山本社長にそういったら、「ご飯にひとつかみ、炊く時にくわえてごらん」とのことで炊いてみました。これがまたビックリな、まさに豆マジックです。
築地市場の道具屋さんで、和の料理道具なら何でもおまかせのお店。竹製品の品揃えに定評があると聞いて、鬼おろしを買った時からのおつきあいです。すてきな料理道具が店に溢れていて、何時間見ていても飽きません。私の鬼おろしも2代目。ザクザク粗くおろした大根は、サラダ感覚で食べられます。天ぷらや焼き魚に添える大根おろしにも欠かせず、重宝しています。
■「築地で鮭コラボ」vol.02 [2016.01]
師走に賑わう築地は、新年になるとホッとして、店先でお餅など焼いて食べております。 「お餅に超辛口紅鮭が合うヨ」と教えてくれたのは、お馴染みのお客様。早速、当店名物…超辛口紅鮭を焼いて合わせると、こりゃ美味しい! これを見た、鳩屋海苔店の名物店主、鵜飼さんが、一句ひねります。
「おにぎりに やきもちやかす しゃけの味」
うまい!!落語家顔負けの鵜飼さん、新年から冴えてます。
焼き餅といえば、海苔は欠かせません。 そこで鳩屋さんの、お醬油だけでなくお塩にも合う焼海苔“青まぜ”を巻いてみました。 さあ、食べてみます。 青まぜは、口に入れた瞬間、スッと立ちあがる海苔の香りが見事、その数秒後に、フワッと広がる鮭の旨味、プワーッとふくらんだお餅が、海苔と鮭を包み込みます。 絶妙なコントラストで、つられて私も五七調に……
「海苔ならば 鳩屋の海苔か なお旨い」
青まぜは香りが強いので、中辛の紅鮭でもお餅に合う事が判明。ぜひ、お試しください。
香りが際立つ磯部巻用の海苔です。
鳩屋さんのお店は、いつも賑やか。「どんな風に食べたい」「あんな人にさしあげたい」など、好みや用途を伝えると、ズバリこの海苔!!と、教えてくれます。
■「築地で鮭コラボ」vol.01 [2015.12]
少し前の話になりますが、朝のテレビ小説「ごちそうさん」で【しまつの料理】というのが紹介されていました。 【しまつ(始末)】というのは、“食材を無駄なく最後まで使う” 大阪船場の商人の美学だそうで、こちら築地の江戸っ子には、イマイチ馴染みがないようにも思えますが、そうでもない。
シャケ屋は「お歳暮でいただいた鮭を残してしまった」とかいう話しを聞くとさみしくなってしまいます。 残してしまった鮭を、もっと美味しく食べる方法がいっぱいあります。
第一弾は「山椒の実の佃煮入り鮭フレーク」。 小粒でピリリと辛い山椒の実が、鮭の旨味を引き出してくれます。 ぜひ、お試しあれ!!